なんと手首を痛める原因は、捻挫だけではありません。
実際に手首を痛めた経験がある方もおられると思います。
実は手首の痛みは、小指側なのか親指側なのか、真ん中かで鑑別が変わってくるのです。
それは骨折や脱臼が潜んでいる場合もあるからです。
手首の痛みが、なかなか治らずにお悩みの方は、是非参考にしていただければと思います。
手首の構造
手首の構造は、前腕にある橈骨と尺骨、その前(指側)に豆状骨、三角骨、月状骨、舟状骨、そしてさらにその前には大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨があり、全部で10個の骨で構成されています。
手首で脱臼になりやすい部位
転倒した場合、もっとも脱臼をおこしやすい部位は手首の真ん中です。
ここにはレントゲンで確認すると橈骨、月状骨、有頭骨がほぼ直線に並んでいます。
転倒するとほとんど方は手首を背屈して手をつきます。
すると強い衝撃がこの真ん中の3つの骨に衝撃を加え、真ん中にある月状骨が橈骨と有頭骨にはじき出されるようにして手のひら側に移動してしまい、脱臼をおこします。
手首の脱臼は手根管症候群を起こす場合がある
レントゲンを撮ってもこの3つの骨の位置関係には差異は見られないので見逃されることもあるのです。
酷い痛みや腫れ、運動制限が出てくると脱臼した月状骨が手根管(手首の表の中央にある管)が圧迫されて手根管症候群を合併することもあります。
手首で骨折になりやすい部位
また、転倒した時に骨折しやすい場所は舟状骨骨折が多いです。(親指側の付け根)
舟状骨は橈骨と関節を作っていてかつ、舟状骨は40°ほど傾いているのでレントゲンの撮り方次第ではこちらも見逃されることが多いのです。
手首の骨折は偽関節になりやすい?
舟状骨骨折は急性期を過ぎると痛みが引いていきます。
また痛みが引いたからと放置していると、偽関節を形成してしまうのです。
(※偽関節・・・骨折をしているにもかかわらず関節のように動いてしまう事)
放置していると手首全体が悪くなってしまい、手術を必要とする場合もあります。
長引く手首の痛みは自己判断はダメ
見逃されることが多いかもしれませんが、手首が痛くなれば先ず、お近くの整形外科などでレントゲン撮影を行ってみて下さい。
自己判断はおススメ出来ません!
近くに整形外科がない場合でもまずは接骨院や整骨院への受診をし、先生方の判断を聞いてください。
もちろん当院でもエコーを完備しておりますので、お気楽にご来院下さい。
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