ダイエットや美容に人気のヨガですが、ヨガは肩の痛みや肩こりの改善にも効果的です。
ヨガのポーズでは、体をひねったり、四肢を大きく伸ばしたりするため、普段使わないような筋肉をストレッチしてくれます。
また、基本の呼吸法は腹式呼吸なので、リラックス効果も高く、体だけでなく心もほぐしてストレス解消することができます!
今回は治療家がおすすめする、肩こりに効果的なヨガのポーズをご紹介します。
肩の痛み・肩こりを解消するには?
肩の痛み・肩こりを改善・解消するには、筋肉の緊張・疲労をこまめに取り除くことが大切です。
長時間同じ姿勢でのデスクワーク、パソコン・スマートフォンでの目の酷使、運動不足による血行不良、精神的ストレスによる緊張など、これらはすべて肩の痛みの原因となります。
肩の痛みを解消するには、上記のような状態をなるべく避けることです。
肩の痛み・肩こりを解消のための3つのポイント
以下に肩の痛み・肩こり解消のポイントを3つまとめました。
①上半身の血流を改善する
上半身の血行不良は、肩こりだけでなく頭痛・倦怠感・肌のくすみなどを引き起こす原因となります。
デスクワークなどにより長時間同じ姿勢のままでいると、首や肩の筋肉に緊張が続きます。
肩の痛み・肩こりを改善するには、上半身の血流を良くする必要があります。
上半身の血行を良くするには、体の緊張を解いてあげる時間をつくることが大切です。
生活の中に体を動かす時間を設けましょう。
②目の疲れをとる
目は目の周りの筋肉に支えられています。
目を使いすぎると目に疲れがたまります。
目の周りの筋肉がこわばると、顔面・首・肩にかけての筋肉を緊張します。
そのため脳への血流も制限され、肩こりだけでなく思考力低下の原因にもなります。
目の疲れ・緊張を解くには、目の体操が有効です。
また手のひらでアイマスクのように両目を覆い、温めても目の疲れが軽減されます。
③ストレスを溜めこまない
精神的なストレスも肩こりを引き起こす原因です。
ストレスによって自律神経が乱れると、心身にさまざまな不調が現れます。
自律神経は、緊張・興奮を司る交感神経と、休息・リラックスを司る副交感神経が、交互に働くことで、体と心の健康を維持しています。
しかし、精神的ストレスによって交感神経が優位になると、筋肉が緊張状態となり、血流が悪くなります。
一時的なものなら問題ありませんが、このストレスが日常的に続けば、肩こりが慢性的に起こってしまうかもしれません。
ただ体をほぐすだけなら、セルフマッサージやストレッチでも効くかもしれません。
しかし心の緊張をほぐすのは、なかなか困難なことです。
体と同時に心もほぐすことができる運動で、非常におすすめなのがヨガなのです。
肩こりに効くヨガポーズとは
では肩こりに効くヨガポーズとは、どういったポーズなのでしょうか。
こちらでは、数あるヨガのポーズの中から、治療家としておすすめのヨガポーズを3つご案内したいと思います。
肩こりに効くヨガポーズ①
- 正座で座る
- 息を吸いながら両手を床につけ、 吐きながら両手を前方へ滑らせる
- おでこを床につけ、 そのまま数回呼吸を繰り返す
- 息を吸いながら、上体を起こす
肩こりに効くヨガポーズ②
- 手を肩の下につき、 膝を腰幅で床につけて、四つん這いの姿勢をとる
- 頭の先からお尻まで、 背筋をまっすぐにする
- 息を吐きながらおへそをのぞきこむように背中を丸める
- 息を吸いながら背中を反らし、 顔を上げ、胸を張る
- ③④をゆっくり数回繰り返す
ヨガポーズで心と体もリフレッシュ
ヨガには肩の痛み・肩こりに効果のあるポーズがたくさんあります。
身体面だけでなく、精神面から肩こりを改善してくれるのもヨガの良いところです。
今までマッサージやストレッチだけでは改善できなかった肩こりも、もしかしたらヨガと合わせることで解消することができるかもしれません。
家でじっくりヨガに取り組んだり、仕事の合間にヨガのポーズでリフレッシュしたりしても良いでしょう。
自分のライフスタイルに合わせて、ぜひヨガを生活に取り入れてみてくださいね。
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