不妊の原因のトップにあげられるのが、卵管障害です。
今の時代は、晩婚の方が増えてきました。
赤ちゃんを授かりたいのに、結婚して2年以上経つなら検査をすることをお勧めします。
なぜなら卵管障害があれば、間違いなく妊娠することはできないからです。
今回は卵管障害について説明していきますので、正しい知識をもって早期に不妊を改善していきましょう!
卵管障害とは
排卵された卵子は、卵管の先にある、人の手のような形をした卵管采から卵管内に取り込まれ、卵管内を移動しながら卵管膨大部にたどり着き、ここで精子を待ちます。
しかし卵管はとても細いため、ちょっとした炎症や分泌物の影響で、内腔が狭くなったり、つまってしまうことがあります。
卵管内が狭くなったり閉塞していると、卵子が通り抜けられません。これが卵管障害です。
卵管造影検査とは
まずは卵管造影検査で卵管の状態を調べましょう。
卵管は左右に一本ずつあるため、どちらか片方だけでも通っていたら妊娠は可能です。
しかしより妊娠しやすい状態を作るために、閉塞が片方だけでも治療をする場合があります。
卵管の通り具合を調べるためには、卵管造影検査を行います。
これは子宮から卵管へ造影剤を流し、X線撮影を行うものです。
この検査で卵管のつまりがみられた場合、通気検査や通水検査で卵管内部の圧力を調べたり、内部を広げます。
最近は、子宮から卵管鏡という細い内視鏡を入れて、卵管内のつまりを治すという治療法(卵管鏡下卵管形成術)があります。
しかし治療や手術によって卵管が開通してもすぐに妊娠できるというわけではありません。
そのため年齢的な余裕がないなどの理由で、治療にあまり時間がかけられないという場合には、手術をせずに体外受精に踏み切るケースもあります。
卵管障害の主な3つの原因
クラミジア
性感染症の1つでセックスによって感染します。
感染すると子宮頸管から子宮内膜、そして卵管へと炎症が広がり、卵管が狭くなったり癒着して詰まったりします。
クラミジアの場合は抗生物質を2週間ほど服用するだけで治ります。
しかしこの際に、必ずパートナーも一緒に治すことが大切です。
子宮内膜症
子宮内膜の細胞が子宮内以外の部分でくっつくと、その部分で内膜の細胞が増殖→剥離 という生理のメカニズムと同じ作業をくりかえします。
これが子宮内膜症です。
内膜の細胞がくっつく場所はさまざまです。
子宮筋層にくっつく場合を子宮腺筋症と呼び、それ以外を外性子宮内膜症と呼びます。
子宮内膜症は、内出血した血液がのりのような役割をし、内部を癒着させたり、血液がたまって腫瘍になったりします。
子宮内膜症が進行すると、卵巣内に血液がたまり、卵巣が大きくなりやがては排卵を止めてしまいます。(チョコレート膿腫)
一般的な治療はエストロゲンの分泌を抑えるホルモン剤の投与です。
チョコレート膿腫がある場合は腹腔鏡下手術を行います。
ピックアップ障害
卵管の1番先端にある卵管采という部分が、排卵した卵子を取り込めない状態を言います。原因はわかっていません。
ピックアップ障害は原因を特定することができません。 ピックアップ障害でも自然妊娠することもありますが、より妊娠率の高い体外受精を行うケースが多いです。
卵管水腫
卵管采が何らかの原因で閉塞し、水腫となっている場合を言います。
卵管水腫の治療法は、閉塞した卵管采を切り開く卵管開口術か、人工授精があります。
不妊治療の副作用を軽減できる鍼灸
鍼灸には人が本来持っている自然治癒力や免疫力を高める効果があるため、体を健康な状態に導きます。
したがって不妊治療の副作用による体への負担を軽減できるのです。
また鍼灸には副作用がないため、人工授精や体外受精との併用も可能です。 当院では妊娠しやすい体へと導く、不妊に対する鍼灸治療をおこなっております。
赤ちゃんを授かりたい方、体外受精を考えている方、どんな方でも結構です。
少しでも気になることがございましたらいつでもご相談くださいね。
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