美容鍼は、薬剤を投与したり外科的な施術をしないため、体に優しい美容法ですが、唯一のデメリットに施術後の内出血があります。
内出血は絶対ないとは言い切れません。
しかし内出血が起きても、なにも痕が残らない場合も多いです。
今日は美容鍼をした時の内出血について、ご案内したいと思います。
なぜ美容鍼で内出血になるのか
通常、血管は弾力があるため鍼が入っても避けてくれます。
しかしその時の体調が悪かったり、体質などにより血管の弾力が失われている場合は、鍼を避けきれず、血管に鍼が刺さって内出血になってしまいます。
またお体よりもお顔は皮膚も薄く、微細な毛細血管がたくさん走っているため非常に内出血しやすいです。
美容鍼の内出血は悪いことばかりではない
まず内出血がおきてから治るまでのメカニズムをご説明します。
- 出血や内出血が起こると血液中にある血小板が集まり血を止めようとします。(止血作用)
- 生体防御の役割を持つマクロファージが、死んだ組織を取り込んでキレイな状態にします。
- 線維芽細胞がコラーゲン等を分泌し、肉芽組織の修復が始まり、お肌を新しい状態へと導いていきます。
(線維芽細胞はお肌に潤いを与えるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロンを産生してくれる細胞です)
このように内出血が起きた部位は細胞活動が活発に行われるので、内出血が起きた後はより健康的なお肌に生まれ変わるのです。
美容鍼による内出血はいつまで目立つ?
またお顔に内出血がおきても1〜2週間で消えますのでご安心下さい。
しかしお顔にできる内出血はすごく目立ちますので、当院では内出血にならないよう細心の注意を払って施術させて頂いております。
お顔に鍼を刺すというと怖いイメージがあったり最初はとても勇気がいることだと思います。
少しでも患者様の不安を取り除いてから施術に入るよう心がけておりますので、気になることがございましたらいつでもご質問くださいね。
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