腰痛よりもお尻が痛い場合の原因と治療の方法

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腰痛もあるけど、腰よりもお尻に痛み感じていませんか?

お尻の筋肉は、全身の筋肉の中でも特に大小さまざまな筋肉が存在しています。

下半身のバランスを維持する上で大きな役割を果たしているため、コリ「緊張」が慢性化しやすいポイントでもあります。

今回はお尻が痛い場合の原因と対処について、紹介していきます。

どうしてお尻が痛くなるのか?

主に痛くなりやすいお尻の筋肉は3つあります。

1.大殿筋

お尻の丸みを作っている一番大きな大きな筋肉です。

歩いたり走るときに地面からの衝撃を吸収する役割のある筋肉です。

運動不足やデスクワーク、座りっぱなしが多いと固くなりやすい筋肉です。

2.中殿筋

生活を送るなかで、バランスを取ろうとする時に使われているのが中殿筋です。

長時間立っていたり、たくさん歩くと、この中臀筋をたくさん使うことになり、痛みにつながりやすいです。

この中殿筋は骨盤の側面に位置し、片方の足に重心を乗せたときに骨盤のバランスを保ったり、太ももを外に開く際に使われます。

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3.梨状筋

梨状筋はお尻の深部にある筋肉です。

この筋肉は負担がかかって硬くなってしまうと、お尻に痛みを起こしたり、側を走る太い神経をつぶしてしまいしびれがでてきます。

これが坐骨神経痛と呼ばれる神経痛です。

草むしりなどの中腰作業やゴルフなどのスポーツ、長時間の運転などで梨状筋に負担がかかり、緊張状態が続くと痛みが出てきます。

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お尻の筋肉をほぐすおすすめマッサージ&ストレッチ

ガチガチにこったお尻を柔らかくするには、中殿筋を集中してマッサージすることがとても重要です。

中殿筋は上記でも説明したように、骨盤を支える役割があるので、疲労が溜まりやすくこりやすい筋肉です。

お尻マッサージ

マッサージしてくれる人がいる場合は、肘を使ってしっかりとお尻に圧をかけたマッサージしてもらうといいでしょう。

斜め45度下方に向かって体重をかけてもらうと効果的です。

自分でマッサージするときは、手をグーにして強めにお尻全体を揉みほぐしたり、テニスボールを使ってお尻のコリの上で転がすと、簡単にマッサージができるのでオススメです。

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お尻ストレッチ

また梨状筋のストレッチも重要です。

梨状筋が緊張してしまうと、梨状筋の下を通る坐骨神経が圧迫され、腰や太ももの裏・おしりなど下半身に痛みが生じてしまうことがあります。(坐骨神経痛という症状)

梨状筋のストレッチ方法は、

床に座って両足の裏を合わせて前傾し、20秒キープします。

ゆっくりと呼吸を履きながら前屈していく事がポイントです。

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そのほかにも、椅子に座り、片方の足を反対の太ももにのせ、背中が丸くならないように上体を倒していくという方法もあります。

両方とも、ストレッチの際にしっかりとお尻の筋肉が伸びているのを感じながら行うのがポイントです。

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簡単にできるストレッチ方法なので、日常生活に取り入れて気軽にトライしてみてください。

お尻の痛みによく効くツボ

お尻にもツボが存在します。

今回はお尻の痛みによく効くツボを二つご紹介します。

①承扶(しょうふ)

承扶とは坐骨神経痛に効くツボです。

おしりと太ももの境にある溝(横じわ)の真ん中に位置します。

おしりや太ももに命令を出す神経の通り道にあるため、足のしびれにも効果的です。

ツボの押し方は、両手でおしりを抱え込み、左右の承扶を中指で5秒押します。これを5回繰り返してください。

お風呂上りなど、血行がよくなっているときに実践してみましょう。

②環跳(かんちょう)

環跳はお尻の痛みや腰痛、股関節の痛みに効果のあるツボです。

左右のお尻にひとつずつあり、立った姿勢でお尻の窪んでいるところに位置します。

このツボは股関節や膝痛にも特効性があるツボで、ぎっくり腰対策にもなります。

こちらも5秒押すのを、5回繰り返してください。

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慢性的におしりが硬くなっている人は、ちょっと押したくらいでは指が届かないのでお風呂で温めてからマッサージしてみるのもオススメです!

坐骨神経痛と殿皮神経痛について

坐骨神経痛というワードはみなさん一度は耳にしたことがあるとおもいますが、殿皮神経痛と聞くといまいちピンとこない方もいるのではないでしょうか。

この殿皮神経痛は、最近、全腰痛の14%を占めるとの報告もあり注目されつつあります。

坐骨神経痛は、症状につけられた名前であり、病名ではありません。主な原因に、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などが考えられます。

坐骨神経の走行、分布領域に沿って痛みが生じます。

通常、お尻から大腿部後面、両下腿外側にかけての放散痛が主な症状です。

坐骨神経は、太くて長い神経で腰椎の4,5番目の神経と仙椎の神経からなり、梨状筋の下を通り大腿後面を下行し膝の裏で総腓骨神経、脛骨神経に分かれます。

この神経の経路に沿って神経が圧迫されたり、絞扼されたりして障害を受けるとしびれ、痛みが出てきます。

主な症状として、腰痛、殿部痛、足に力が入らない、足の痺れ、感覚が鈍くなるなどがあります。

腰の皮膚に行く数mmの細い神経(上殿皮神経)が傷むことで腰痛を起こす病気です。

全腰痛の14%を占めるとの報告もあり、一般的な腰痛ですが、診断、治療している病院が少ないのが欠点です。

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殿皮神経痛の症状も、いわゆる【普通の腰痛】です。

腰をひねったり、起き上がったり、歩いたりすることで腰痛が強くなるため、腰骨からくる腰痛と間違えやすいと言われています。

また、MRIやレントゲンなどの検査ではみつけることができません。

上殿皮神経は腰より少し上から殿部の方へ下がってくる神経ですが、骨盤の骨である腸骨を乗り越える際に障害されて痛みを出すことがあります。

坐骨神経痛との見分けるポイントは、腸骨上に押すと強く痛む箇所があるのが殿皮神経痛です。

坐骨神経痛と思っていた痛みも、実は殿皮神経痛だったということも少なくありません。

お尻の痛みは腰痛専門院の治療が一番です

今回は腰よりもお尻に痛みがある場合の、原因と対処法についてご紹介しました。

お尻に痛みがある場合は、どこが1番痛いのかを把握することが重要です。

そして腰椎からくる坐骨神経痛もあるので、お尻が痛いからお尻の筋肉をほぐせば良いという単純なものではありません。

お尻に痛みが出た場合は、上記で紹介したマッサージやストレッチ、ツボ押しを実践してみてください。

それでも改善しない場合は、治療専門院を探してみてください。

当院は枚方市でも腰痛に強い専門院ですので、お近くにお住まいの方はご相談下さいね。

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