運動をすると、腰痛が改善する人と、余計に腰痛が悪化する人とがいます。
その違いは一体何なのでしょうか?
今まで運動していなかったのに、ふと思い付きでランニング等をすれば、腰痛が悪化することは何となく想像はつきますよね・・・
今回は、その原因と対策について紹介します。
運動により腰痛が治るのはなぜ?
運動をすることで、代謝をよくし血の巡りがよくなります。
また運動にランニングを取り入れることで、腹筋や背筋が鍛えられ、正しい姿勢を保持するための筋肉を鍛えることができます。
慢性的な腰痛に悩んでいる人は、ランニングをすることで根本的な改善をすることができるのです。
- 運動することで血行がよくなる
- 筋肉が鍛えらる
- 正しい姿勢を維持できるようになる
ことにより体質が変化して腰痛が良くなります。
運動をすると腰痛になる3つの原因
逆に運動を始めてから腰痛になったという方は、運動の方法が間違っているかもしれません。
こちらでは運動にランニングを取り入れた場合におきる腰痛についてご紹介していきます。
ランニングはただ走れば良いわけではありません。
走るフォームも重要です。
腰痛を引き起こす間違ったランニングフォームは、大きく分けて3つ考えられます。
①腰を必要以上に反らせて走っている
腰を反らせながら走ることで、腰に大きな負荷がかかり腰痛の原因となってしまいます。
人の体は加速するときに自然と腰が反ってしまう構造になっています。
腰を反ること自体は普通ですが、反りすぎると痛みに繋がります。
そんな方におすすめなのが重力を利用した走り方です。
足やお尻の筋肉だけを使って走ろうとすると、腰は反ってしまいます。
そこで上半身を前に倒して、勝手に足が前に出る状態を作ることで、腰の反りを少なくします。
体を前に倒すと、転ばないように足が勝手に前に出ます。
その重力を利用してランニングを行うと効果的です。
腰が必要以上に反らなくなることで、腰痛の予防にもなります。
また、正しいフォームは体力を温存できるので、無理なく長い距離を走ることができます。
②腹筋が弱い
先ほど書いたように、腰が反りすぎてしまうと腰に負担がかかります。
腹筋が弱いと、ランニング中にかかる腰が反る力に反発することができず、必然的に腰が反ってしまいます。
対処としてランニング前に腹筋運動を行うこと効果的です。
またダイエット目的でランニングを行なっている方にも効果があります。
腹筋運動を行うことで、脂肪が燃えやすい状態になり痩せやすくなります。
③股関節が硬い
股関節が硬いと、腰に負担がかかりやすくなります。
ランニングは足の前後運動によって行われます。
この時に股関節が柔軟であれば、腰の位置は一定のまま足を前後させることができます。
しかし硬いと腰を反らなければ、足を後ろに運ぶことはできません。
なるべく骨盤を高い位置でキープし、腰を一定の状態でランニングすることが腰痛の予防になります。
対策として、普段から股関節を動かす習慣をつけましょう。
デスクワークなどで座りぱなしだと股関節は硬くなる一方です。
階段を上るときに一段飛ばしにしたりして、股関節を大きく動かしたり、お風呂上がりにストレッチを行うことにより、少しずつ柔軟性を高めていきましょう。
また股関節の硬さはふくらはぎの痛みにも繋がりますので、しっかりケアしていきましょう。
腰痛は治療しながら運動を継続しよう
腰に痛みを感じた時は、無理をせず治療をうけて、動けるようになったら今回の対策を試してください。
ウォーキングやランニングは、正しいフォームで行えば、腰痛の解消になります。
正しい運動の方法を習得して腰痛を治していきましょう。
コメント