妊娠中の腰痛はなぜ起きる?薬が使えない時の治療の方法とは

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腰痛は妊娠期において、多くの妊婦さんが経験すると言われています。

しかし妊娠中に薬はもちろんの事、湿布を貼ることも容易にはできませんよね。

妊娠中に発生した腰痛をそのままにしておくと、出産時の腹圧により腰痛が悪化してヘルニアや慢性腰痛になる女性は多くいるのです。

今回は妊娠期における腰痛の原因について書いていきます。

妊娠期にある腰痛の原因とは

①体型や姿勢の変化

個人差はありますが妊娠すると臨月までに約7~12kg前後体重が増える傾向があります。

体重が増加することで体の重心が前に移動し、背中が反りお腹を突き出した状態になるため腰への負担が大きくなり、腰痛が引き起こされます。

②下半身の血行不良

胎内の赤ちゃんが成長し大きくなった子宮が、お腹や骨盤内で血管を圧迫することにより、血行不良が起きやすくなります。

血流が悪くなることで腰や足などが冷え、むくみや痛みなどが発生するために腰痛が起こります。

③ホルモンの作用

妊娠初期から、お母さんの体内では卵巣や子宮、胎盤などからリラキシンというホルモンが分泌されます。

リラキシンは骨盤を開きやすくするはたらきがあるホルモンです。

妊娠期間中では、お産に備えて赤ちゃんが狭い骨盤を通れるようにするために分泌され、そのはたらきにより骨盤が体を支える力が弱まるため、腰や背中へ負担がかかり、腰痛が発生すると考えられています。

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妊娠中、腰痛が現れるのはいつ?

妊娠する前から腰痛になりやすかったかどうかにも関係がありますが、妊娠中は、初期からリラキシンの分泌が始まります。

そのため、妊娠4週~15週頃の早い時期から腰痛が起き、リラキシンの分泌が減少する20週以降に腰痛の症状が消えていく傾向にあります。

お腹の中の胎児の成長に伴い、お腹が大きくなることを原因とした体型の変化による腰痛は、お産直前まで続くことが多いです。

妊娠症状における腰痛は、腰回りの筋肉がついているかどうかで痛みの強さが異なります。

立つときも座るときも良い姿勢を心掛けたり、同じ姿勢をとり続けないようにし、お腹に無理のない範囲で軽いストレッチを行うことも効果的です。

妊娠中でも受けられる鍼灸治療

腹部や腰の一部には直接鍼をすることができませんが、鍼灸治療により体全体のバランスを整えて痛みを軽減することが可能です。

また鍼灸治療により、副交感神経が優位になるためリラックス効果もございます。

妊婦さんでも安心して受けられるのが鍼灸治療の魅力です。

当院でも鍼灸治療が受けられますのでいつでもご相談くださいね。

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